世界に挑む三菱・日立の新会社 “日の丸火力”で出遅れ挽回 (1/4ページ)

2014.1.18 06:30

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した新会社「三菱日立パワーシステムズ」が2月に発足する。新会社は、事業展開する国の一つである韓国の競争法当局の認可手続きが長引き、1カ月遅れのスタートとなるものの、規模で上回る米ゼネラル・エレクトリック(GE)や独シーメンスとの競争が本格化する。世界市場で「日の丸連合」が欧米勢に打ち勝つには、早期に統合効果を発揮できるかが鍵を握る。

 韓国の認可長引き

 茨城県日立市の日立製作所日立事業所。東京ドーム13個分の敷地のある海岸工場は、創業者、小平浪平氏の記念館もあり、日立にとって象徴的な場所だ。その8割が新会社に移行する。

 「これまで(三菱重工は)競争相手だったが、日本連合で世界を目指そうと、現場は前向きな雰囲気になっている」

 日立事業所の水庭聖・製造本部長は力を込める。

「製品や販路を広げていかないとジリ貧になる」と危機感

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