高いと不評のスマートフォン(高機能携帯電話)のデータ通信料や通話料を抑える新たなサービスが続々登場している。
通話料を半額以下にできる“通話アプリ”が徐々に普及。独自のSIMカードを提供し、スマホに差し込めば、高速データ通信サービス「LTE」の料金が大幅に安くなるサービスも人気だ。NTTドコモなど携帯大手3社の脅威となるか。
「090」「080」変わらず
「風穴を開けようというわけではないが、通話料を節約するには有効なサービスだ」
楽天のグループ会社、フュージョン・コミュニケーションズの相木孝仁社長は、5日から始めた新サービス「楽天でんわ」の普及に自信を示す。大手通信事業者が横並びで30秒21円の通話料を設定しているのに対して、新サービスは半額の10.5円。専用の通話アプリをダウンロードすれば利用でき、すでに10万件以上登録された。