2013.12.20 06:35
石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーの一色誠一社長は19日、フジサンケイビジネスアイとのインタビューに応じ、「究極のエコカー」とされる燃料電池車(FCV)の本格普及が始まる2015年までに、全国約40カ所に水素ステーションを設置する検討に着手したことを明らかにした。
石油元売り、ガス会社などは全体で100カ所程度の設置を目指しているが、JXの計画が実現すれば、同社1社でこの4割を占めることになる。国内のガソリン需要が低迷する中、自動車の燃料の多様化に対応したい考えだ。
政府が昨年、関連法などを改正して立地規制を緩めたことに伴い、JXは今年4~5月、神奈川県海老名市と名古屋市にガソリンスタンドと一体型の水素ステーションを開設。