さらに、用途に応じた通話サービスを選択できるようアプリの機能を拡張。利用者間の無料通話を実現するため「LINE」や「スカイプ」などと同じインターネットのパケット通信機能を活用した無料通話サービスを来春をめどに始める。また春以降には「050」から始まるスマホ向けIP電話サービス「スマートーク」(30秒8.4円)も、楽天でんわのアプリから利用可能にする方向で検討している。
実現すれば、スマホの電話番号がそのまま表示される楽天でんわのほか、利用者間で無料通話ができるうえ、「050」発信のスマートークで別な電話番号も使えるようになる。
「携帯大手3社のスマホの通話料は横並びで30秒21円は高すぎる」(國重惇史楽天副社長)とのスマホ利用者の不満を反映して、楽天でんわは提供後3日で登録数が10万件を超えたが、その後は伸びが鈍化。16日時点で二十数万件とみられる。スマホ利用者向けの販促活動を強化する一方、サービスの機能拡張によって利用者増を目指す。