国土交通省と東日本、中日本、西日本の各高速道路会社(NEXCO)3社は29日、来年4月以降の高速道路料金の割引制度の見直し案を正式発表した。東京、大阪の都市部を除く地方で、普通車を対象にした土日・祝日の5割引きを3割引きに縮小することなどが柱。
太田昭宏国土交通相は同日の会見で、消費税増税も踏まえた「激変緩和措置が必要」と話した。政府は12月にまとめる2013年度補正予算案で、3社を支援する数百億円の追加財源を確保して割引制度を拡充、最終案とする方針だ。
地方の平日昼間と夜間・早朝の3割引きは廃止。通勤時間帯の5割引きは1カ月に一定回数以上の利用者に限定する。都市部では午後10~午前6時の5割引きを、午前0~午後4時の3割引きに縮小。普通車を対象とした土日・祝日の午前6~午後10時の3割引きは廃止する。