NTTドコモとビザ・ワールドワイド・ジャパンは17日、携帯電話やスマートフォン(高機能携帯電話)専用のプリペイドカードサービス「ドコモ口座 Visaプリペイド」を18日から提供すると発表した。インターネット上で発行された「バーチャルカード」を使ってネット上の国内外のVisa加盟店で買い物ができる国内初のサービス。米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)5s」と「5c」でも10月1日から利用可能になる。
通常のクレジットカードがなくても事前審査なしにカード番号を取得でき、決済はドコモ契約者が開設してあらかじめ入金している「ドコモ口座」から即時引き落とす仕組みだ。
ドコモ口座への入金はコンビニエンスストアやネットバンキング、銀行ATM(現金自動預支払機)で行う。ドコモ口座サイトで発行されたカード番号で、「Visa」マークのあるショップで通常のクレジットカードと同様にネットショッピングが楽しめる。
ビザ・ワールドワイド・ジャパンの岡本和彦代表取締役は「日本の個人消費におけるカード取引率はわずか14%で、とりわけデビットカードやプリペイドカードの成長余地が高い」と指摘。ドコモとの提携による新サービスによる顧客開拓に期待を寄せている。