米アップルは10日(現地時間)、スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の新モデル「5s」と廉価版「5c」を発表した。5sは、高い処理能力が売り物で、価格は199ドル(約2万円)から。5cの投入は、伸び悩む新興国市場などの販売強化が狙いで、価格を2年契約で99ドルからと抑えた。日米など9カ国で20日に発売する。日本ではソフトバンクモバイルとKDDI(au)に加え、新たにNTTドコモに供給する。
守り固める先行2社
「お客さまはドコモの高品質なネットワーク上でアイフォーンの素晴らしい世界をお楽しみいただけると確信している」
ドコモの加藤薫社長は声明でこうコメント。5sと5cを20日に発売すると正式発表した。5cのみ13日から予約受け付けを始める。ソフトバンク、KDDIを含む3社は、端末価格や通信料金などを同日までに発表する見通しだが、機能や価格の異なる2つのモデルを抱え、販売戦略作りは難航しているようだ。