トヨタ自動車の小平信因副社長は21日、東京都内でフジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、中国や東南アジアなどの新興国経済が減速していることについて、「スピードは落ちているが、長期的には経済成長は続く。自動車市場も伸びる」との見方を示した。
同社は、アジアの景気減速を受け、ダイハツ工業、日野自動車を含めた2013年度のグループの中国を含むアジアでの販売台数を期初見通しの176万台から170万台に下方修正している。ただ、「各国で好まれる車を、市場に近い場所で作ることで販売を伸ばす」方針だ。
インドネシアでは低価格・環境対応車の税制優遇措置の導入が見込まれることから、「燃費性能に優れた車の投入を予定している」と話す。