ソニーの注目技術「磁性流体」 消費電力35%減、音質にもこだわり (1/3ページ)

2013.5.27 07:00

ソニーが6月に発売する4K対応の液晶テレビ=4月11日、東京都品川区

ソニーが6月に発売する4K対応の液晶テレビ=4月11日、東京都品川区【拡大】

 ソニーは消費電力を35%抑え、音質にもこだわった薄型スピーカーを載せた製品展開を加速させている。省エネを実現したのは「磁性流体」と呼ばれる磁力に反応する溶液。6月発売の高解像度技術「4K」対応液晶テレビにも搭載される。音にこだわるソニーらしい製品を支える技術として注目されている。

 クリアな中低音実現

 「アナウンサーの声でさえ聞き取りにくいという人もいる。薄型スピーカーをパネルの中に配置したことで、音をしっかり出せるようになった」

 ソニーが4月中旬、東京都内で開いた液晶テレビ「ブラビア」の新製品発表会。フルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度を示す「4K」に対応した大画面テレビを前に、テレビ事業の責任者である今村昌志業務執行役員は音へのこだわりをこう強調した。

 4Kテレビは映像の美しさばかりに目が行きがちだが、6月発売の新モデルは「映像と一体化した迫力のある音を楽しめる」のが特徴だ。

画面を挟むように左右にスピーカーが3個ずつ縦に配置されている

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