シャープは21日、液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」の商品群に、フルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度がある「4K」対応製品の普及型製品を追加すると発表した。2月に希望小売価格262万5000円で発売したモデルとは異なり、販売価格を100万円以下に抑えてお茶の間への普及を図る。
新モデルは6月15日発売の70型(想定価格約85万円)と8月10日発売の60型(約65万円)の2機種。合わせて月2千台の生産を計画している。
高精細でリアルな画像にこだわったほか、外部の光の映り込みを抑えた。スピーカーを画面の下に配置するなど省スペース設計を実現し、横幅は70型で約158センチと、平成17年に発売した57型テレビよりも約7センチ小さくした。
同社の推計では、今年度の4Kテレビの国内市場は5万台の見通し。同社はこのうち2~3割のシェアを狙っている。