日本自動車工業会が30日に発表した2012年度の国内生産台数(バス、トラック含む)は前年度比3.1%増の955万4400台と3年連続で増加した。
このうち軽乗用車は161万1898台と1996年の統計開始以降で過去最高を記録した。13年度生産見通しは公表していないが、「国内販売は想定より上回る」との声もあり、採算が改善する輸出とあわせて900万台を維持しそうだ。
これまでに13年度国内販売見通しをまとめたホンダなど4社のうち、3社が前年度実績を上回るとした。
前年度シェア2位のホンダは19.2%増の82万5000台を計画している。竹内弘平執行役員は「(今年の新車販売台数は)500万台を維持するのではないか」との見通しを示し、自工会が1月に予測した前年比11.7%減の474万400台との需要見通しを上回ると予想する。