任天堂が24日発表した2013年3月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が364億円の赤字(前期は373億円の赤字)となった。
営業赤字は2年連続。昨年発売した据え置き型ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」と主力の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売が、ソフト不足などで伸び悩んだ。
14年3月期は新作ソフトの集中投入などで、3年ぶりの営業黒字を目指すが、スマートフォン(高機能携帯電話)などに押され、ゲーム専用機の不振が鮮明になった形だ。
「Wii Uは決め手となるソフトが出せていない」。同日、記者会見した岩田聡社長は業績不振の最大の理由として、ゲームソフトのタイトル不足を挙げた。