【ワン・ソニーの行方】(3)
ソニーは今年の年末商戦に合わせ、新型の家庭用据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」を投入する。
7年ぶりの刷新となるものの、任天堂の「Wii U(ウィー・ユー)」に続き、米マイクロソフト(MS)からも「Xbox360」の後継機が登場するとみられ、「ハード3強」による激戦は必至だ。
ただ、スマートフォン(高機能携帯電話)の急速な普及でゲームの楽しみ方の変化は著しい。PS4が業績回復の「救世主」になるには、ユーザーにとって魅力的な遊び方を提案できるかにかかってくる。
「PS4の登場で、ゲーム体験は新次元へと進化する。交流機能の飛躍的な強化、さらなる没入感、シンプルで使いやすいインターフェース(接点)で、これまでにない体験を届ける」