NTT東日本の光サービス「フレッツ光」の昨年12月の純増数(新規契約数から解約数を引いた数字)が、前月比2.6倍の約4万2000件と、8カ月ぶりの高い伸びとなったことが16日、分かった。
12月から開始した割引サービスが寄与した。ただ、前年同月比では35.4%減と大きく落ち込んでおり、今年度末までの累計契約者数1000万件の達成は4月末まで実施するキャンペーン効果次第といえる。
同社はフレッツ光の契約増を狙い、昨年12月から割引キャンペーン「思いっきり割」を開始。月額利用料は戸建ての場合、2年契約を条件として最大で5460円から3675円と約37%安くした。割引は自社のADSL(非対称デジタル加入者線)からだけでなく、ソフトバンクなど他社のADSLからの乗り換えにも適用。この効果が初月は一定程度表れた形だ。