三菱自動車は11日、15日付で品質統括本部の副本部長を2人から3人に増やすと発表した。リコール(回収・無償修理)に消極的だったとして国土交通省から厳重注意や立ち入り検査を受けたことに対応、再発防止態勢を強化する。副本部長のうち1人は国内営業部門から登用。併せて社内教育の強化なども進め、3月末までに改善状況を国交省に報告する。
国交省によると、同社は2005年に把握した軽自動車のエンジンオイル漏れの不具合情報への対応に不適切な点があった。昨年12月に計10車種、約176万台にのぼる4回目のリコールを届け出ていた。