次はガンバ? 経営難パナソニック、名門クラブ軒並み休部の舞台裏 (2/3ページ)

2012.12.16 11:21

 「経営合理化の一環」を理由には挙げなかったが、液晶テレビなど主力事業が振るわず手元資金が薄くなったパナソニックは12年度中に2000億円の資金を確保する計画を進めており、経費削減策であることは間違いない。パナソニックは今年10月、13年3月期の連結業績予想を大幅に下方修正し、最終損益を従来の500億円の黒字から7600億円の赤字に引き下げた。賞金総額1億5000万円のパナソニック・オープンは、石川選手と契約した08年から始めている。

 パナソニックはもともと、旧松下電器時代から野球、バレーボール(男子)、バスケットボール(男子)の各部を強化しており、三洋電機との合併後は三洋が強化していたバドミントン(女子)とラグビーを引き継いでいた。どの部も日本のスポーツシーンを牽引(けんいん)してきた名門ばかりで、来年3月で休部となるバスケットボール部は日本リーグ優勝13回を誇っている。

 次はガンバか

 パナソニックの業績悪化の影響が次に及ぶのは、子会社化しているガンバ大阪とみられる。パナソニックの松下正幸副会長(67)はJ2降格の要因として「運営会社や選手、サポーターは、よもや(2部に)落ちることはあるまいと思っていたのが最大の原因だと思う。心の隙があったのではないか」と話したが、サポーターの心の隙間には今、寒い風が吹きまくっている。

ガンバの人件費、来季は半減近くに

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