2012.12.16 11:21
業績が悪化しているパナソニックは12月13日、男子プロゴルフの石川遼(りょう)選手(21)との所属契約を、期間が満了する来年1月27日で解消すると発表した。主催する男子ゴルフツアーの「パナソニック・オープン」も来年9月の大会を最後に打ち切る。パナソニックは2013年3月期に2期連続で7000億円を超える赤字を計上する見込みで、業績回復に向けた経営合理化に取り組んでいる。既に女子バドミントン部と男子バスケットボール部の今季限りでの休部も発表しており、次はサッカーJリーグで来季2部に降格となったガンバ大阪が草刈り場になるとの観測が出ている。
名門クラブ軒並み休部
パナソニックは「世界に挑戦する若者を応援する」との趣旨で、2008年1月にプロ転向宣言した直後の石川選手と5年間の所属契約(契約金は非公開)を結び、活動をサポートしてきた。契約を更新しないことについて「(石川選手は)日本のトッププレーヤーとして揺るぎない地位を築いており、既に当社の所期の目的は十分に果たした」と理由を説明した。