デザイン面では、走行性能を重視した車体デザインのプリウスやアクアなどとの差別化を図るため、燃費性能と走行安定性などのバランスを取ったモデルとする見込みで、「燃費の最高効率は追わない」(吉永泰之社長)としている。
富士重は、1999年からHVのコンセプト車を東京モーターショーに出展。昨年は排気量1600cc水平対向エンジンにモーター1個を組み合わせた同社独自のHVシステムを搭載したワゴンタイプのコンセプト車を出展していた。
同社は、独自の衝突防止装置を搭載した乗用車「インプレッサ」や「レガシィ」などの販売が国内外で好調で、今年度上期(4~9月)の世界販売は約35万台と過去最高を記録した。HVの追加で、エコカー対応にも力を入れる。