大手百貨店のクリスマスケーキ商戦が盛り上がっている。10月から始まった各社の予約販売はいずれも前年実績を上回っており、すでに完売した商品も出る好調ぶり。
今年はクリスマス前の日並びが3連休という追い風もあり、各社はパーティー需要が増えるとみて、大人数用の大型サイズや派手な細工を施した豪華品などを取りそろえて販売攻勢をかけている。
「びっくり」をテーマにしたケーキを用意したのは伊勢丹。新宿本店では、毛糸の帽子をイメージした「ル ポネ」(6825円)や、長さ50センチのホワイトチョコレートのムースケーキ「ワンダーワールド」(1万5001円)など、見た目や大きさで驚きを与えるケーキなど72種類を販売する。
三越では大人数で楽しめる直径21センチの「スーパークリスマスショートケーキ」(1万500円)など大型サイズが人気で、「店によっては前年を約10%上回り、完売する高額ケーキもある」(広報)という。