吉野家ホールディングス(HD)は27日、牛丼チェーン「吉野家」で30日、新商品「焼鳥つくね丼」を発売すると発表した。タンパク質などの栄養素を豊富に含む食材で、女性を中心に客層の拡大を図る。同商品の投入で客数を1割押し上げる効果を見込んでいる。
新商品は、炭火で焼いた鶏もも肉、手ごねで軟骨とタマネギを練り込んだつくねを白米に盛り、醤油ベースのたれをかけた。価格は並盛りで390円。半熟たまごをのせた「半玉焼鳥つくね丼」は同440円。
焼いた肉を使用する丼ものでは「焼味豚丼 十勝仕立て」、「牛焼肉丼」に次いで3商品目。牛焼肉丼が発売3カ月で700万食を突破するなど、“焼くシリーズ”は好調という。
同日開いた新商品発表会に出席した門脇純孝専務は「鶏肉は女性にも人気の食材で、より幅広い層の来店を期待している」と述べた。発表会には、お笑い芸人のスギちゃんとアイドルグループ「モーニング娘。」の道重さゆみさんがゲストとして出席。道重さんは「ヘルシーな感じが女の子としてうれしい」、スギちゃんは「ご飯をかきこみたくなる味」とPRした。