本田技術研究所の山本芳春社長は「性能で『アクア』に勝つべく開発中だ」としている。
ホンダのHV世界累計販売台数は9月末時点で100万台超と、460万台超(10月末時点)のトヨタに大きく離されている。ホンダは10年10月に「フィットHV」を159万円で投入。当時、HVでは国内最安モデルだったものの、燃費性能はトヨタが勝っていたこともあり、トヨタの先行を許した。
生産は現行モデルを手がける鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)と埼玉製作所(埼玉県狭山市)に加え、タイやマレーシアの拠点でも始める方向。海外では「ジャズHV」の車名で売り込む。
ホンダは新型HVの投入で、好調な軽自動車を含めた小型車での販売を優位に進める戦略を描いている。