2012.9.8 05:00
マツダが欧州で主流のエコカー技術「ダウンサイジング・ターボ(過給器)」分野に参入することが、7日までに分かった。
同社は、既存のガソリンエンジン車の燃費を改善する「第3のエコカー」を柱に車両の低燃費化を図ってきたが、10月に電気自動車(EV)のリース販売を始めるほか、来年にはハイブリッド車(HV)も投入するなど、各種にわたるエコカー技術の全方位戦略に軸足を移す。
ダウンサイジング・ターボ技術は、既存のエンジンよりも小型のものを使うことで、低燃費を実現する技術。小排気量による出力低下は、ターボやスーパーチャージャーと呼ばれる過給器で補うことで、低燃費と走りの良さを両立させる。
独フォルクスワーゲン(VW)が先行し、欧州各社に加え、米フォード・モーターなども採用している。日本でも、日産自動車がこのほど発売したコンパクト車「ノート」で同様の技術を取り入れた。