ソフトバンクは、ヤフーBB光ウイズ・フレッツの既存契約者や新規向けに自社ブランドのIP電話サービスを売り込む。
同社はピーク時に516万件あったADSL(非対称デジタル加入者線)の契約者数が12年3月末で260万件に半減。ヤフーBB光ウイズ・フレッツの付加価値サービスを増やすことで、ADSLの半分の1680円(12年3月末)に低迷している契約者当たり月間収入を引き上げたい考えだ。
総務省は、フレッツ向けIP電話サービスの市場開放に向けて4月から作業部会での検討に着手。同部会では、外部設備による品質安定や非常時の優先接続機能など品質基準に懸念を表明する意見もあったことから、市場開放に際しては電気通信事業法に定める「特例措置」に基づいて、一定の試験サービス期間を設定し、品質基準を検証することにした。(芳賀由明)