SankeiBiz読者のみなさんにだけ客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第114回はアメリカ系航空会社で乗務3年目の美樹サンティアーゴがお送りいたします。
中東系の航空会社では客室乗務員募も始まってきましたね。今回は外資系CAに向いている人の特徴や性格を紹介したいと思います! 日系の企業とは社風が一味異なりますし、人間関係はオープンです。もし読者のみなさんの中に外資系CAを志望する人がいらっしゃったら、ご自身がいくつ当てはまるか考えながら一読してみてください!
年功序列より実力主義を好む人
海外では歳や役職に関係なく、仕事で成果を上げた人が昇格していくまさに実力主義のほうが一般的です。私が働いている外資系航空会社もフライト中に行われるアセスメント(評価)や実技テストでの合格、またお客様からの良いフィードバックをもとに頂く推薦がないとビジネスクラスやチーフパーサー(客室全体を統括する責任者)には昇格できません。長く働いているから、このポジションでの経験が長いからという理由は十分ではないのです。
実際に私の同僚も、エコノミークラスで働いて2年未満でしたが、お客様からの称賛や感謝の言葉を頂くことが多く、スピード昇格をしていました。
情報集めが得意な人
日本を飛び出して海外で生活していく人は情報収集に長けています。それは何か起こっても自分で解決しないといけないからです。また、外資系CAに就職するまでにも、自分でリサーチしたり、経験者に自ら聞かないとわからないことが多いのです。必然的に、情報収集能力が鍛えられるといってもいいでしょう。
クルー同士での“フライト交換”の際にも自分で情報を集めることが必要になります。休暇の調整をしたいとき、行きたいフライト先があるとき、「この日にこの行き先のフライトが入っていたらなぁ~」と思ったとき…そういうときは周りの同僚や後輩先輩に声を掛けてスイッチできる人を見つけるわけです。