SankeiBiz読者のみなさんにだけ客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第105回はアジア系航空会社で乗務7年目の土屋あいりがお送りいたします。
バリ島は海外旅行初心者や家族連れにもおすすめ
バリ島には数え切れないほど渡航歴のある私が厳選した、女性が絶対に喜ぶ、おしゃれでちょっとユニークな「雰囲気のいいレストラン」を3つ厳選してご紹介していきたいと思います。
まずバリ島といえば、ハワイやグアムに次ぐ日本人に人気のリゾート地。コロナ禍以前、ゴールデンウィークや年末年始のフライトはいつも多くの家族連れやカップルの方にご利用いただいていました。
日本からは直行便で7時間程度、時差は1時間と比較的訪れやすく、そして物価が安いというのも大きな魅力です。今では治安もかなり良くなったので海外旅行初心者の方や、小さなお子さま連れのご家族も安心して滞在を楽しめます。
年間通して温暖な気候なので、写真映えのするプール付きバーや、ビーチに隣接したカフェも沢山あります。
またインドネシアは世界でも有数のイスラム国家として知られていますが、実は地域ごとに信仰されている宗教が違います。バリ島はヒンドゥー教。大自然の中にある寺院はパワースポットとして知られ、現地の人はもちろん多くの観光客にも愛されています。
バリの流行発信地スミニャックのレストラン
バリ島内での移動手段はタクシーやハイヤーなどの車が主ですが、スミニャック地区は珍しく街歩きが楽しめます。スミニャックは、最新のレストランとブティックが集まるバリの流行発信地で、バリらしい雑貨やおしゃれなインテリアショップがずらりと立ち並び、観光には絶対に外せないエリアです。
そんなスミニャックの中から、今までのバリのイメージとは少し違う、女性が絶対に喜ぶレストランを紹介していきます。
1.The Bistrot 統一感のあるインテリア
スミニャックのレストランでまずおすすめしたいのがカフェレストラン&ラウンジ「The Bistrot(ビストロ)」。
アンティーク調の内装と広々とした吹き抜けがまるでヨーロッパのような店内。通りに面してガラス張りなのですが、家具屋さんかなと一度間違って素通りしてしまうほどおしゃれな雰囲気で統一されています。
ケーキやコーヒーも美味しいのですが、カフェ利用だけではもったいない! 創作フレンチからアジア料理まで食事のメニューが幅広く、どれも美味しそうで選ぶのが難しいほどです。
私のおすすめはハンバーガーで、お肉がとってもジューシーでポテトもサックサクです!
テーブル席の一階は欧米からの観光客でいつも賑わっています。2階席にはソファ席もあり、歩き疲れて休憩したい時や、お子さま連れのご家族にも安心です。
足元を覗くとテーブルが昔のミシン台のように作られていたりとユーモラスな一面も楽しめます。
ちなみにすぐ隣にある系列店、「La Favela Bali(ラ・ファベーラ バリ)」は現地在住のCAも足繁く通う人気のお店! 観葉植物に覆われた店内はテーマパークに来たかのような雰囲気があります。夜は照明が落とされ大人なムードに一変するので、カップルでの利用もおすすめです。
2.Motel Mexicola 食器や盛り付けにもこだわり
「Motel Mexicola(モーテル・メキシコ―ラ)」は名前の通りメキシコをイメージしたレストランで、フレンドリーな店員さんが出迎えてくれます。
中に入るとあっという間に異世界、カラフルなメキシコの世界観に圧倒されて写真を撮らずにはいられなくなります。店内は郊外の高級一軒家のような造りになっていて、1階カウンター、2階テーブル、テラスやプールサイドなど、席だけでもさまざまな種類があり圧巻です。
おつまみのような軽いメニューが多いので、食事というよりはカフェでの利用がおすすめ。アルコールはもちろんですが、ノンアルコールカクテルもかなり種類があるのでどなたでも楽しめます。
提供されるお皿や盛り付けも全てにこだわりが詰まっているので、テーマパークに来たかのような満足感。ひと段落したら広い店内の写真撮影ツアーに回ってみてください。
夜は庭にDJも登場し賑やかなムードに一変、多くの人で混み合います。「バリはもう十分満喫した」という、旅程の終盤に訪れてみてほしいお店です。