SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第79回はアメリカ系航空会社に勤務し、乗務2年目の美樹サンティアーゴがお送りいたします。
みなさんは“ニューヨーク”と聞くと何を思い浮かべますか? 最近は「新型コロナウイルス」や、感染拡大の食い止めに尽力する「クオモNY州知事」を真っ先に思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
一方で、タイムズスクエア、自由の女神、ブロードウェイなど有名な観光地が満載の“眠らない街”を想像する方も多いのではないでしょうか? 一日も早いウイルス収束を願いつつ、実際に現地に住む私がおすすめしたいニューヨークの通なアクティビティ、人気スポットを紹介したいと思います。
シティバイクで街中をサイクリング
地下鉄・バスなどの公共交通機関が発達しているニューヨークですが、環境にも健康にもいい点から自転車を使う方が増え、自転車専用レーンも整備されています。「シティバイク(Citi Bike)」は16歳以上なら、市民はもちろん、旅行者も簡単に利用できる自転車のシェアリングサービスです。休みを利用してハドソン川沿いを友達とサイクリングしたことがありますが、地下鉄+徒歩では行かないようなエリアまで周れて大満足でした。
都会の喧騒を逃れてハイライン
「ハイライン(High Line)」は全長2.3kmの空中公園です。その距離はマンハッタンの西側にあるミートパッキングディストリクト(Meatpacking District)から34丁目までと、30区域にわたり、ゆっくりぶらぶらと歩くと約60~90分かかります。使われなくなった古い鉄道高架を利用して作られた線状の公園で、古き良きニューヨークの歴史を感じることができます。
季節によって様々な植物を楽しむことができ、アイスクリーム屋さんのほか、トイレ、休憩場所も完備されているので、マンハッタンの都会の喧騒から離れリラックスしたいときにぴったり! 最近では、日本の国立競技場のデザインでも話題になった建築家、故ザハ・ハディッド氏の高級コンドミニアム(分譲マンション)が完成したので、それも要チェックです。