CAのここだけの話

“謎”のCAライフQ&A 現役の客室乗務員がお答えします (1/3ページ)

海老原しおり
海老原しおり

 SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第78回は中東系航空会社に勤め乗務3年目の海老原しおりがお送りいたします。

 「海外で客室乗務員をしてるよ」と友人に話すと、どんな生活を送っているの? どの国がおすすめ? と様々な質問をもらいます。そこで今回はCAに関してよくいただく質問にQ&A形式でお答えしていきたいと思います。

 Q:フライトでは世界中どこでも行くの?

 A:行きます。アジア、アフリカ、アメリカ、南米、ヨーロッパ、中東。私の勤務する会社では国籍に関わらず、世界中どこへでもフライトをします。「昨日はイギリス、今日はケニア、その次は韓国」なんてこともあるんですよ。そのおかげでこれまで網羅した国は54カ国。目指せ100カ国です!

 しかし航空会社によって「日本人は日本線のみ」という会社もあるので、会社の制度によってCAのフライト先は異なります。

 Q:ステイ先ではどこに泊まっているの?

 A:会社が指定するホテルに泊まっています。国によって泊まるホテルは異なりますが、マリオット、ヒルトン、シェラトン、グランドハイアットなどなど、一流ホテルに泊まらせてもらえることもあります。ヨーロッパよりもアジアでのステイのほうがホテルのクオリティが全体的に高いので、私のお気に入りの滞在先はアジアです(笑)

 Q:フライト中、クルーはどこで休憩しているの?

 A:フライトの時間帯にもよりますが、飛行時間が約9時間を超えるフライトになるとたいてい休憩をもらえます。機体によってはクルーが休める“秘密の部屋”「クルーレスト」で休憩をとります。一方、8時間のフライトでは休憩はありません。前日よく眠れなかったという日は体力的にきついです。

 Q:勤務体系は?

 A:日系の航空会社では、4日働いて2日休む「4勤2休」が主流だそうです。しかし、私の働く航空会社では、月に8~10日のお休みが基本で、フライト毎に1日休みがあったりすることもあれば、「7勤1休」を3回くらい続けた後、5日間の連休が突然アサインされることもあります。ですので、休みのサイクルは月によってバラバラです。

 「7勤なんて大変だ!」と思われるかもしれませんが、その分、連休がもらえた場合は日本に帰ったり、海外旅行に行ったりできるので私はとても気に入っています。

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