SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第75回はアジア系航空会社に勤め乗務2年目の田中恵がお送りいたします。
新型コロナウイルスの影響で、今はとても旅行を楽しめる状況でありませんが、終息後にぜひ訪れてほしい場所があります。マカオです。マカオは、派手なカジノと高級ホテルが立ち並ぶタイパ島、30もの世界遺産を有し、東洋と西洋の文化や建築物が混在するマカオ島、ゆっくりとした時間が流れ、ノスタルジックな雰囲気が漂うコロアン島から成る素敵な街です。
マカオへは日本から飛行機で4~5時間。面積は東京・世田谷区の半分ほどですが、香港からの日帰り旅行ではもったいない! そんな小さな街の不思議な魅力をお伝えします。
マカオの訪れるべきスポット
小さな街ですが、マカオには訪れるべきスポットもたくさんあります。
1.大定番のセナド広場
マカオに来たら一度は絶対に訪れるべき、定番スポットはセナド広場です。広場の中心に噴水があり、色とりどりの建物がそれを取り囲むように並びます。周辺には世界遺産に登録されている建築物がいくつかあり、このセナド広場を拠点に世界遺産を巡るコースも人気のようです。
2.夜もおすすめの聖ポール天主堂跡と恋愛巷
聖ポール天主堂跡は、マカオにある世界遺産の中でも最も有名な建築物のひとつです。昼の観光ももちろん良いですが、ライトアップされた夜の姿も美しいですよ。
恋愛巷は天主堂跡横の階段を下ってすぐの、通称「恋愛通り」と呼ばれる路地です。ピンクやオレンジ、カラフルな色の壁や建物に囲まれたこの場所はカップルや若い女性に人気のスポットです。
3.地元の人にも愛されるペンニャ教会
ペンニャ教会は、ペンニャの丘の上に建てられたカトリック教会です。急な坂道を登っていくと丘の上は夏場でも風が涼しく、マカオタワーやマカオの街並みを一望することができます。ウェディングフォトの撮影スポットとしても人気で、地元の人にも愛される素敵な教会です。
4.コロアン・ビレッジで古き良き漁村の暮らしを
マカオの南端に位置するコロアン・ビレッジ(路環市區)。ここでは、小さな海辺の街で、昔から変わらない人の営み、ゆっくりとした穏やかな時間の流れ、古き良き漁村の暮らしを感じてみてください。海沿いを歩いていくと、美しいクリーム色の建物、聖フランシスコ・ザビエル教会が見えてきます。日本でもあの有名な宣教師の名前を冠した教会です。
マカオでとても人気があるエッグタルトのお店「ROAD STOW’S(ロード・ストーズ)」のカフェもありますよ。