CAのここだけの話

CAとの会話が絶対に弾む鉄板ネタ 逆に避けるべきNG質問とは (1/2ページ)

土屋あいり
土屋あいり

 転職で“激変”

 SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第72回はアジア系航空会社で乗務6年目の土屋あいりがお送りいたします。

 突然ですが、私は大学卒業後、別の航空会社で約2年間、空港の地上職員として働いていました。CAになったのは、ご縁で現在の会社に転職してからです。勤務形態や仕事内容はもちろんですが、CAになり一番大きく変化したことがあります。それはズバリ、出会いの数です!(笑) なんとなく予想はしていましたが、CAになってから、自分でも驚いてしまうほど格段に増えました。

 一般的に「CA=出会いが多い」というイメージがあるかもしれませんが、実際にプライベートでCAに出会ったことがあるという方は案外少ないようです。今回はその出会いをめぐる事情を明かしつつ、CAとの会話で避けたほうが無難な質問やCAとの会話が弾みそうな話題などをお伝えしたいと思います。

 贅沢な悩み とにかく食事会の誘いが多い

 採用試験を受けてCA枠で入社しても、まず一人前のCAとして乗務デビューするには、入社後の厳しい訓練を突破しなければなりません。特に外資系の航空会社では、乗務開始後のベースとなる居住地が日本だとしても、訓練は本社がある国で行われるので海外生活が始まります。

 訓練期間は数カ月にわたり、筆記テストや実技の連続でとてもハードな日々を過ごしていると、自然と同期との仲が深まっていきます。ちなみにCAは同業他社間での転職がとても多いので、経験のあるメンバーが未経験のメンバーを引っ張ってくれたりします。

 そして長く厳しい訓練生活が終わり、乗務が始まれば、勤務スケジュールはバラバラになり、仲が深まった同期たちとも職場で会う機会は減っていきます。では職場以外にどこで同期と会うのかというと…それが、異業種の男性との間で開かれる食事会なのです!

 きっかけは他社でもCAとして働いていた同期からの誘いでしたが、参加するうちに、私も段々と同期や友人を誘って主催することも多くなっていきました。同期全員が独身だった新人時代には、同じ日に2、3件お誘いがあり、どれに参加しようか迷ってしまうといった贅沢な悩みもありました。

 業界用語は警戒されるかもしれない

 CAに限らず各業界や会社において、独特の言い回しや略し方ってありますよね。業界や社内でしか通じないと思っていたことが他の誰かと共有できるとたしかに話は弾みます。ですが、もし楽しくお話ししている最中に、例えば「シフトは4勤2休なの?」などと言われるとドキッとしてしまいます。「4勤2休」とは、「4日間勤務して2日間休むというサイクルを繰り返す」という意味で、主に日本の大手航空会社で使われている業界用語です。

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