SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第67回は中東の航空会社で乗務2年目の米安加奈がお送りいたします。
12月に入り、皆さんもクリスマスの準備を始める頃ではないでしょうか。寒い冬は出不精になりがちですが、そんな冬を存分に楽しめる旅行先として、クリスマスシーズンに訪れたいヨーロッパ3都市をご紹介します。
ミュンヘンはクリスマスマーケットの“聖地”
ドイツのクリスマスマーケットはヨーロッパの中でも華やかといわれ世界的に有名です。特にミュンヘンのマリエン広場のマーケットは必見といわれ、地元の人はもちろん、世界各地からの観光客でとてもにぎわう“聖地”だと思います。広場にはミュンヘンのシンボルでもある新市庁舎があり、ミュンヘンの観光スポットとしても欠かせない場所です。
ドイツのクリスマスマーケットの定番はグリューワイン(ホットワイン)。提供する露店も多く、広場の至る所で売られています。可愛らしいカップに注がれたワインにはシナモンやクローブなどの香辛料が入っていて、飲めば体も温まるので、冬の屋外でも楽しく過ごせます! 私はクリスマスマーケットを訪れるたびについつい飲んでしまいます。ちなみにワインカップはおみやげなどとして持ち帰ることも可能ですが、デポジット式で、お店に返すとカップ代が返ってきますよ。
またドイツのクリスマスマーケットではソーセージもおすすめです。土地ごとにソーセージの種類も異なりますし、マーケットの中でも複数の店舗があります。美味しいソーセージとワインでお昼からでも楽しめます。
パリは街中がイルミネーションに染まる
フランスでも各地でクリスマスマーケットが開かれています。首都パリのクリスマスマーケットといえば、これまではシャンゼリゼ通りが定番でしたが、2018年からチュイルリー公園の広場でも大規模なものが開催されています。
私も昨年訪れてみました。ルーブル美術館から観覧車を目印に歩いて行くと移動型の遊園地に加え、賑やかなマーケットが広がっていました。おばけ屋敷のようなものから、メリーゴーランドなどクリスマスの世界と遊園地の融合は素敵な景色でした。
また、パリの街中ではいたるところにイルミネーションが灯され、百貨店ギャラリー・ラファイエットのオスマン店のモール内に吊り下げられたツリーは大変きれいです。