働き方

氷河期採用、就職後も含めた環境整備が必要 常見陽平氏に聞く

 常見陽平・千葉商科大専任講師(労働社会学)の話 就職氷河期世代は政策ミスの繰り返しで生まれたとも言える。重点的に支援する方向は間違っていない。国家公務員と言っても、霞が関だけでなく、地方の出先機関もある。地方での採用の間口を広げるのであれば評価できる。ただ、この世代には働いた経験が乏しい人や、就労に向けさまざまなハードルがある人も多い。受け入れ側もそういった人と一緒に働いたり、指導したりすることに慣れていない。障害者雇用でも課題になっているように、採用はしたが、定着しないという結果にならないよう、就職後の環境整備が必要だ。

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