人や環境に配慮した消費行動を呼びかけるため、都は都内の大学101カ所で、国産ヒノキを使ったスマホスタンドやちらしを配布し始めた。「エシカル(倫理的)消費」を若者に身につけてもらい、持続可能な社会の実現を目指す試み。
来年に向けた都の実行プラン「まちの安全・安心の確保」の実現の一環。商品を購入する際、価格や品質のほかに、どのように作られたかといった背景を考えてもらうことで、環境や社会を変えることにつなげる。
配布したスマホスタンドは、ヒノキの間伐材を利用しており、被災地や福祉施設で組み立て作業を行った。ちらしは約10万枚用意しており、「買い物の際はマイバッグ持参」「マイボトルを持ち歩く」などと呼びかけている。