就職氷河期世代活躍支援プランの要旨は次の通り。
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厚生労働省は以下の施策を実施し、就職・正社員化などの実現につなげる。
都道府県労働局、都道府県、市町村、業界団体、金融機関などからなる、都道府県レベルのプラットフォームを構築する。地域若者サポートステーション、ハローワーク、ひきこもり地域支援センターなどからなる市町村レベルのプラットフォームを整備する。
不安定な就労を繰り返し、経済的・心理的余裕がないことから、就職や正社員を目指すこと自体をあきらめている人が存在する。「安定就職・社会参加の途を社会全体で用意・応援しています」と伝えるために戦略的な広報を展開する。
就職氷河期世代向けの「短期資格習得コース」を創設し、短期間で取得でき、安定就労につながる資格の習得を支援するため、人材ニーズの高い業界団体に委託し、訓練と職場体験を組み合わせ、正社員就職を支援する出口一体型の訓練を行う。
実践的な訓練(雇用型訓練)を実施する事業主に対して、人材開発支援助成金により訓練経費、賃金の一部を助成している。事業主が柔軟に対応できる訓練の実施を促進するため、支給要件の緩和を行う。