菅長官「悪質仲介業者の排除へ情報共有」 外国人労働者受け入れ拡大で覚書

会見に臨む菅義偉官房長官=20日午前、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む菅義偉官房長官=20日午前、首相官邸(春名中撮影)【拡大】

 菅義偉官房長官は20日午前の記者会見で、4月の新たな在留資格創設に伴う外国人労働者の受け入れ拡大を前に、日本がフィリピンと適正な制度運用のための協力覚書に署名したことについて「悪質な仲介業者の排除に向け各国との情報共有の枠組みを構築するため協力覚書を結ぶための協議を進めている」と説明した。

 日本が覚書を交わすのは初で、フィリピンも含め計9カ国と協力関係を結ぶ。菅氏は「近日中にカンボジア、ネパール、ミャンマーとの間で協力覚書の署名交換を予定している」と述べた。