元受付嬢CEOの視線

受付嬢の体型維持に知られざる秘訣 エステや運動ではない3つのルーティン

橋本真里子
橋本真里子

 私が受付嬢だった頃、早番出勤する際には朝7時には自宅を出ていました。家を出発する時間を考えると、5時半くらいに起床していました。ですから、寝る時間も自ずと早くなります。睡眠時間を確保するため、あまり外出せず、夕飯も早々に済ませて20時には消灯していたこともあります(笑)

 そんな生活を繰り返すと、自然と体重が安定しました。特に食事や運動を意識することなく、ストレスもなく、体系を維持できるのはとてもいい生活リズムのおかげだと思います。

日々、自分の姿が目に入ってくる

 最後に、実は受付嬢の体型維持にもう一つ大きく影響しているのではないかと思うことがあります。それは、日々自分の姿が映される環境にいることです。

 受付嬢が勤務する場所は、空間を広く見せるためにもオープンな印象を与えるように、ガラスが多用されています。ナルシストなわけではなく(笑)、お茶出しやご案内、清掃に移動する際の自分の姿がふとガラスに映ります。一日中そういった空間で業務に就いているので、自然と自分の姿・体型と向き合う機会が多くなります。それが管理意識につながり、体型維持にもつながっていると思います。

受付嬢を卒業しても「制服」を着る習慣

 起業のため受付嬢を卒業して約4年が経ちました。今は制服を着ることはありません。スーツを着用する機会もほぼありません。そのため私は「自分の体型を確認できる私服」を持っています。それが受付嬢時代の「制服」の役割を果たし、自分で体型がちょっと心配になると、その服を着て確認するようにしています。

 年齢を重ねれば、体型は必然的に変わるでしょう。そうは思いつつも、体型においても「いい年齢の重ね方」を意識しています。きっとこれは受付嬢時代に培ったいい習慣なんだと思っています。

 こうして受付嬢の習慣や生活を掘り下げてみると、受付嬢は本人たちもあまり意識しないうちに体型維持の極意を体得しているといえそうです。「毎日のルーティン」と「自分自身と向き合う頻度」が秘訣なのかもしれませんね。

橋本真里子(はしもと・まりこ)
橋本真里子(はしもと・まりこ) 株式会社RECEPTIONIST 代表取締役CEO
1981年生まれ。三重県鈴鹿市出身。武蔵野女子大学(現・武蔵野大学)英語英米文学科卒業。2005年より、トランスコスモスにて受付のキャリアをスタート。その後USEN、ミクシィやGMOインターネットなど、上場企業5社の受付に従事。受付嬢として11年、のべ120万人以上の接客を担当。長年の受付業務経験を生かしながら、受付の効率化を目指し、16年にRECEPTIONIST(旧ディライテッド)を設立。17年に、クラウド型受付システム「RECEPTIONIST」をリリース。

【元受付嬢CEOの視線】は受付嬢から起業家に転身した橋本真里子さんが“受付と企業の裏側”を紹介する連載コラムです。更新は隔週木曜日。アーカイブはこちら

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