働き方

画面越しで熱意伝えるコツは? 就活オンライン面接で大学側がアドバイス

 オンラインは対面とは異なるコミュニケーション形態であり、「ツールが変われば当然、手法も変わる」と増本さん。学生側もオンラインで人と話すことに慣れれば不安も減り、コミュニケーションのコツもつかめるとして、「面接の練習だけでなく、友人と話すのにも使ってみては」とアドバイスする。

 メリット実感

 オンライン面接はメリットもある。遠方の企業の面接にも自宅で臨めるため、1日で複数企業の面接を受けられる上、「移動時間と交通費がかからない」と学生からは肯定的な声も上がる。

 大学が企業から人事担当者やOBらを招いて行う企業説明会も様変わりしそうだ。同志社大キャリアセンターは23日から26日まで、32社が参加する説明会をオンラインで開催した。同センターの松田匡弘課長は「オンラインなら企業に移動の時間をとらせないため、海外の企業にも参加してもらえる。OBらにも仕事の合間に参加してもらいやすい」と話し、コロナ禍の収束後もオンラインの企業説明会を継続したいとしている。

 就職活動のスケジュール 就活の早期化による学業への影響に配慮し経団連が定めた「採用選考に関する指針」でこれまで、会社説明会は3月1日、面接などの選考活動は6月1日、正式な内定は10月1日の解禁と定められていた。指針は今春に入社した学生の就活を最後に廃止されたが、政府が来年度卒業予定の学生までは指針に沿った採用活動を行うよう、経団連などに要請。その後の新しいルールについては、政府が関係機関と協議する。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング