元受付嬢CEOの視線

テレワーク上級者のON/OFF切り替え法 仮想出社やグッズでメリハリ

橋本真里子
橋本真里子

 在宅勤務のおすすめグッズ

 私がふだんから愛用しているグッズを2つご紹介します。

 ひとつは、在宅勤務による筋力低下予防にもなる「ラヴィ 内転筋トレーニング内股シリーズ」です。

 実は、受付嬢時代から愛用しています。受付の来客数が落ち着いている時間帯に膝掛けをしながら、これを使って鍛えていました(笑) ちなみに胸筋を鍛えることもできるので休憩時にも有効です。

 もうひとつは「ドクターエア 3Dマッサージロール」です。

 バッテリー搭載のマッサージ器具で、足の裏や腰などいろんな部分に使えて便利です。仕事をしながらも利用できますし、少し眠気が出たときのリフレッシュにもおすすめです。

 非日常性も活かしつつ、無理はしない

 大切なのは続けられるテレワークの環境を自分なりに構築することだと思います。それには「テレワークだからといってこれをしてはいけない」をあえて決めないことが大切かもしれません。眠くなったら寝る、体を動かしたくなったら散歩に行くなど、自分の欲求を制限することは生産性を下げ、成果達成に向けて逆に遠回りになるようです。

 そして発想の転換も有効だと思います。子どもの保育園や幼稚園への送り迎えがある方いませんか? 例えば、弊社のエンジニアは朝夕、それを「通勤」と捉えてみることで気分転換につなげているようです。私は集中力が切れた時は普段歩かない道をあえて歩いてみたりします。そうすると新しいお店や近道を発見したり…という「意外な発見」も楽しめます。

 今回の記事を機にエンジニアにヒアリングした結果、テレビ会議による開発会議には今度ネコが参加することになったそうです(笑)

 こういった「スペシャルゲスト」を楽しめるのも在宅勤務ならではと思うと、経営者としてとても微笑ましい気持ちになりました。

橋本真里子(はしもと・まりこ)
橋本真里子(はしもと・まりこ) 株式会社RECEPTIONIST 代表取締役CEO
1981年生まれ。三重県鈴鹿市出身。武蔵野女子大学(現・武蔵野大学)英語英米文学科卒業。2005年より、トランスコスモスにて受付のキャリアをスタート。その後USEN、ミクシィやGMOインターネットなど、上場企業5社の受付に従事。受付嬢として11年、のべ120万人以上の接客を担当。長年の受付業務経験を生かしながら、受付の効率化を目指し、16年にRECEPTIONIST(旧ディライテッド)を設立。17年に、クラウド型受付システム「RECEPTIONIST」をリリース。

【元受付嬢CEOの視線】は受付嬢から起業家に転身した橋本真里子さんが“受付と企業の裏側”を紹介する連載コラムです。更新は隔週木曜日。アーカイブはこちら

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