CAのここだけの話

時差ボケを攻略する7つの方法 CAがよく聞かれる質問にお答えします

高橋有華
高橋有華

 SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第59回は欧州系航空会社で日本人CA として乗務14年目の高橋有華がお送りいたします。

 私がCAとしてよく聞かれる質問のひとつに、「時差ボケって大変じゃない? 時差ボケ対策ってどうやっているの?」というのがあります。

 海外旅行された方ならみなさん経験ありますよね? そう、あれです。魔の時差ボケです! 眠たいのに起きてないとダメ! または、寝たいのに全く寝られない! 旅行中や旅行後に経験するなんとも言えない疲労感!

 せっかくの海外旅行の観光で「眠くてゾンビのように歩き回って、結局全然観光を楽しめなかった」という話もよく聞きます。海外旅行を120%エンジョイするためには時差ボケを攻略しなければならないと言っても過言ではありません。

 そこで今回は、私が仕事やプライベートで海外に行く時に実践している時差ボケ対策をご紹介します。

対策1 現地到着時間をフライトで調整

 もし選べるのなら、現地に夜着くフライトを選びます。現地に夜着けば、現地時間に合わせやすいです。ホテルに着いてバタンキューと寝るだけですですから。

対策2 到着した日に運動

 もしホテルにジムかプールが付いているなら、それらを利用して軽く運動しましょう。特にプールがオススメです。フライトのむくみも取ってくれます。

対策3 こまめに水分補給

 フライト中の機内は思ったより乾燥しています。フライト後もしっかりと水分を摂りましょう。行く国にもよりますが、現地のお水が合わない時もあります。不安な時は、私は飛行機に乗る直前に、日本のミネラルウォーターを買います。現地に到着した夜の分まであると便利ですね。

対策4 夕飯の約束

 現地に夜ではなく、朝か昼に着く場合はその日の夜ごはんの約束または予約をしましょう。そして、疲れていれば日中、2~3時間のお昼寝をしてもOKです。ここでのポイントは、お昼寝の後、必ず起きなければいけないシチュエーションを作っておくことです。夜ごはんの約束をしていれば起きざるを得ません。これは居心地いいホテルでつい寝続けてしまわないためです。

 時差ボケ対策は初日が肝心なのです。最初の日は一番つらいから、ホテルでスヤスヤー!→夜中3時に起床→あー! やってしまった! …というのは、“クルーあるある”です。

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