元受付嬢CEOの視線

経営者はプライベートこそ目標設定する 夫婦の課題も1on1で解消を

橋本真里子
橋本真里子

 今では、「何かお役に立てることがあると思うので、お時間ください」といった抽象的な提案での時間を割くことは優先度を下げて対応しています。もちろん私自身もアポイントを取る際は、上記のことを徹底するようにしています。

プライベートこそ目的とゴールを設定

 ビジネスパーソンは日中、MTGやアポイントの連続です。その上、夜は会食や社内の懇親会などもあります。週末もゴルフや家族サービスで「プライベート(自分ひとりの時間や仕事を切り離した時間)」を取ることが難しかったりします。

 そこで私が実践しているのは、仕事以外の時間でも目的とゴールを設定することです。時折、飲み会や久しぶりに友人や親戚などと集まることもあるかと思いますが、幹事になった際はぜひ目的とゴールの設定を意識してみてください。私の経験上、プライベートこそ目的とゴールを明確に持つことで、有意義な集まりにすることができます。

 「飲み会」と一言でいっても、そこには様々な目的を持つ人がいるでしょう。出会いを期待する人もいれば、男女関係なくざっくばらんに飲みたいという人。仕事目的で来る人もいるかもしれません。特にプライベートの場合は共通テーマがないことがほとんどです。参加してみて、そのうちの一人でも「自分がイメージしていたものとは違った」となってしまうと、その気持ちはその場にいる人に伝わり、空気感に影響が出てしまいます。一人だけ暴走してしまって、「場がしらける」という経験、誰しも一度はお持ちじゃないでしょうか。

 逆に結婚式などは初対面の人が100名以上集まっても、その場が温かく有意義な時間になると思います。それは「新郎新婦を祝福し、いい結婚式にしよう!」といった目的とゴールが明確だからです。

 私は起業してから、プライベートでもこういったことを念頭に、声をかけるメンバーを考え、連絡する際に集まる目的を伝えるようにしています。そうすることで相手も時間を割くべきなのか、優先順位をつけてスケジューリングできると思います。例えばお誕生日会なら、「参加は難しいが、プレゼントだけ参加したい」などという代替え案も出し合うことができます。

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