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NHKが2年連続で減収、受信料値下げ響く 中間決算
NHKは24日、令和3年度中間決算の概要を発表した。昨年10月の受信料値下げにより事業収入は2年連続の減収となったが、新型コロナウイルスの影響による番組制作や取材活動の制限で支出も減少。事業収入から事業支出を引いた事業収支差金は417億円の黒字を確保した。
事業収入は3522億円で、このうち大半を占める受信料収入は前年同期比97億円減の3414億円。事業支出は同99億円減の3104億円だった。戸別訪問によらない契約・徴収活動への移行を進めていることもあり、新型コロナの影響で受信契約が28万件以上減少した昨年同期と異なり、受信契約の減少は約2千件にとどまった。
NHKは「下期には衆議院選挙や冬季五輪・パラリンピックの経費も計上されるが、何とか黒字を確保したい」としている。