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福島県産米、2年連続「特A」日本一 食味ランキング

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 日本穀物検定協会が27日に発表した平成30年産米食味ランキングで、福島県産米は4銘柄で最高位の「特A」を獲得し、2年連続獲得数日本一となった。会津産コシヒカリ▽浜通り産コシヒカリ▽会津産ひとめぼれ▽中通り産ひとめぼれ-の4銘柄で、山形、新潟両県と同数だった。

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 県産米のV2は「データで確認できる限り初めて」(農産物流通課)。県庁では発表を待っていた水田畑作課の大波恒昭課長が「農家の皆さんの頑張りに感謝!」と拳を振り上げ、職員一同で万歳三唱した。

 食味ランキングは日本穀物検定協会が全国のコメの食味を5段階で評価、発表している。県産米は昨年、会津産コシヒカリなど4銘柄が特Aとなり、3銘柄だった新潟県を押さえ単独で最多数を獲得していた。

 ランキングは全国の食味を評価する唯一の指標で、農業関係者や流通業者の注目度も高い。県は今年度から「オール特A獲得推進事業」を実施、ドローンによる生育診断など最新技術を導入し品質向上に務めている。県はV2を新たな追い風に県外への売り込みの弾みにしたい考えで、鈴木秀明農産物流通課長は「イメージ戦略や店舗への細やかな対応を続け、販路を広げたい」と意気込んだ。

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