北陸新幹線が延伸開業 東京駅で「かがやき」出発式、ファンに見送られ発車
更新首都圏と北陸を直接つなぐ北陸新幹線が14日、開業した。東京・丸の内のJR東京駅では下り初列車「かがやき」の出発式が行われ、祝福するJR関係者や鉄道ファンに見送られ、ゆっくりと発車した。
延伸した金沢-長野間は228キロで、新幹線の北陸到達は、昭和48年の整備計画決定から42年を経て実現した。東京-金沢間を最短2時間28分でつなぎ、これまでより約1時間20分短縮。新幹線網の拡大は、九州新幹線の鹿児島ルート(博多-鹿児島中央)が全線開通した平成23年3月以来。
午前6時前から新幹線ホームで開催された出発式では、JR東日本の冨田哲郎社長が「日本を元気にする起爆剤にしたい」とあいさつ。くす玉割りには北陸新幹線の開業告知CMに出演した女優の杏さんも参加し、開業を祝った。