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バックパックに夢中です! 世代超え軽やかに背負って
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リュックサックやボディーバッグなど、いわゆる「バックパック」で街を闊歩(かっぽ)する人が増えている。もともとスポーティーなイメージが強かったが、最近ではぐんと間口が広がり、街歩きのおしゃれアイテムに。男性も女性も、バックパックに夢中です。(木村郁子)
大阪・ミナミのアメリカ村。バックパック愛好者が次々と目の前を通る。19歳の専門学校生は、「黒と白のコーディネートなので、バッグも黒。このバッグとサスペンダーでボーイッシュな雰囲気にしました」。
20代男性はドクロが背中いっぱいにデザインされたジャケットにチェックのパンツというコーディネート。そこへ茶系のボディーバッグ。「飲み会があるので身軽になりたいと思ってボディーバッグに。酔っぱらっても忘れる心配もないし、楽ですよ」。
社員旅行で愛知県からやってきたという10、20代のグループも、全員、バックパック。
場所柄のせいか、今回出合ったバックパック愛好者はほとんど若者だったが、バックパック人気は今、幅広い世代に広がっているという。京都精華大学講師(ファッション論)の蘆田裕史さんは「2008年ごろから、バックパックのブランドがパリコレに参加するファッションブランドと次々にコラボレーションしたことから、広い世代に受け入れられるようになりました」という。
高島屋大阪店ハンドバッグ売り場でも、若者を中心に、60代、70代まで幅広い世代に売れているという。売り場担当の佐々木加奈さんは、「リュックサックも、素材や色、デザインなどバリエーションが豊かになっています。機能性も充実し、背負うだけではなく、ショルダーやハンドバッグとしても持てるものが増えていますよ」と話す。
身軽になれて、おしゃれで機能的。バックパック人気はしばらく続きそう。