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【TVスクエア】常識超えた神秘のエリアを探る アニマルプラネット「特集:深海生物の謎」

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【TVスクエア】常識超えた神秘のエリアを探る アニマルプラネット「特集:深海生物の謎」

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アニマルプラネット「生きた化石_シーラカンス」(6月6日後10・00、再放送6月8日前11・00アニマルプラネット提供)。(C)2014Discovery_Communications,LLc.  人類に残された最後のフロンティア、深海。宇宙に行ったことのある人よりも深海に行ったことのある人のほうがはるかに少なく、未知の光景、常識を超えた生物が息づく神秘のエリアだ。

 深海生物といえばまず思いつくのが、3億5000万年もの間ほとんど姿を変えずにひっそりと深海で生き続けてきた古代魚、シーラカンス。

 アニマルプラネットの6月の「特集:深海生物の謎」では驚きの3つの番組が放送される。その一つである「生きた化石 シーラカンス」(6月6日後10・00、再放送は8日前11・00)の冒頭の映像には、誰もが言葉を失うだろう。海の深い青にうっすらと浮かびあがるのは、深海魚シーラカンスと人間が一緒に泳ぐ姿だ。

 この番組は、南アフリカの海でフランスを中心とした国際研究チームが行った調査のドキュメンタリー。高度な技術を持ち、特殊な潜水機器を身に着けたダイバー(本人も生物学者であり、カメラマンでもある)がなんと100メートル以上も潜り、シーラカンスと寄り添って泳ぎながら撮影した。

 シーラカンスの行動を知るため、泳いでいるシーラカンスの体に追跡装置を取り付けたり、ヒレの動きを探るために3D撮影をしたりと、およそ深海生物の調査ではありえないほどの至近距離で幻の古代魚の調査を行っている。

 また、昨年(2013年)大きな話題を集めたのが「ダイオウイカ」。最大18メートルにもなり、船を襲って沈める伝説の怪物クラーケンのモデルと言われるが、生きて泳ぐ姿を見た者はこれまでにいない。

 鈍色を放つ巨大イカ

 この幻のイカの撮影に世界で初めて成功したドキュメンタリーがNHKと米ディスカバリーの国際共同制作である「NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ」(6月6日後11・00)だ。

 舞台は小笠原諸島。最新鋭の有人潜水艇2隻に深海用の超高感度カメラを搭載し、水深約1000メートルの深海へ向かう。発光生物の光やフェロモンなどでおびき出す奇想天外な作戦を展開し、撮影チームはついにその姿を捉えるが、史上初めて人間の前に現れた巨大イカは予想だにしない輝きを放っていた……。

 場所は変わって、富士山を望む駿河湾は、これまで深海ザメが数多く発見された世界的にも珍しい海。「NHKスペシャル 謎の海底サメ王国駿河湾・相模湾」(6月7日深夜0・00)では、エイリアンのようにアゴが飛び出すミツクリザメや、これまで生きた姿が撮影されたことのない巨大な口を持つ異形のサメ、メガマウスの撮影に成功した。

 これほどまでに深海の番組が豊作なのは、この数年、集中的に深海生物の国際共同制作プロジェクトが組まれていたから。6月はどっぷりと深海の魅力にハマリそうだ。(SANKEI EXPRESS

 ■アニマルプラネット 世界最大級の動物、自然チャンネルでペット、野生動物、自然・環境、人々の暮らし、文化を取り上げる。世界224以上の国と地域で放送されている「ディスカバリーチャンネル」の兄弟チャンネル。日本では2000年12月から放送を開始し、ケーブルテレビ局やスカパー!、IPTVで視聴できる。詳細はwww.animal-planet.jp。または、フリーダイヤル0120・777・179(10:00~18:00、年中無休)。

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