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美容編 「水分肌への導き+肌力の底上げ」
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さて、今回も前回に続いて、秋のお肌対策についてお話ししましょう。
まず、前回までのおさらいをいたしましょう。季節ごとに肌ケアも衣替えをする必要があります。夏の紫外線のダメージと、冬の厳しい寒さに備えなければならない秋のテーマは「水分肌への導き+肌力の底上げ」。肌は紫外線を浴びると硬くなります(=糖化)。固くなった肌に水分を導入するとともに、厳しい冬を乗り越えるため、肌の力そのものをあげていかなければなりません。
まずはしっかりとスクラブを使って表面の固くなった細胞を落とし、水分と栄養を効率よく取り入れる準備をしましょう。次にみなさんが知りたいのが、「具体的にどんなコスメがいいの?」ということだと思います。もちろん、これからたっぷり効能ごとにおすすめコスメをご紹介いたしますよ。
基礎化粧品を選ぶ上で大事なキーワードは「抗糖化」、つまり「糖化」をいかに防ぐか。そしてもう一つ、「ナノ系」です。
まず、インナードライ状態から回復するのに味方となってくれる化粧水は、ミラコスの「ディープモイストローション」。以前読者プレゼントとしても登場しましたが、お肌にとって有効な成分であるイオン化ミネラル成分をアンダーナノ化しているので、肌の奥(角質層)まですっと浸透してくれます。
大塚製薬のインナーシグナル「リジュブネイトローション」もそうですね。こちらはすごくヒットした商品で、通信販売で買うことができます。
ランコムの「イナジェ ド ヴィ ローション」は植物根エキス入り。水分を肌に入れるだけでなく、栄養をたっぷり与えてくれます。とろりとしたシロップのようなテクスチャーが気持ちいいですよ。
化粧水で水分を肌に導いたら、次にするのは美容液で栄養を入れて肌力を底上げすることです。底上げとは、失ってしまった栄養分を補うだけでなく、肌の母細胞に働きかけて、肌全体を元気にすることです。
おすすめはまず、ポーラの「B.A グランラグゼ II」。ポーラの最高級ブランド「B.A」の新商品です。ポーラが独自に開発した「YACエキス」という成分が糖化の原因となる物質に働きかけ、糖化を防いでくれます。抗糖化をうたうコスメの代表的なものです。
シスレーの「スプレミヤ」もいいですね。シスレー独自の複合成分「フィトコンプレックスLC12」が夜間の肌の自己修復機能を高めてくれます。細胞そのものが元気になる、まさに「肌力の底上げ」ですね。
エスティ ローダーの「アドバンス ナイト リペア SR コンプレックス II」も、夜間に肌ダメージを修復する美容液。お肌は夜に浄化作用が高まることに注目して、自己回復を助けます。さらに、日中はヒアルロン酸などでうるおいを補給し続けて、大気汚染物質の刺激などから肌を守ってくれます。
今回はいろいろなコスメをご紹介しました。でも、もちろん個人差がありますので、付けた瞬間にかゆみや刺激を感じた場合は避けてください。
一年を通じてずっと同じ基礎化粧品を使う人も多いと思いますが、季節ごとに肌が求める化粧品に変えてあげるのも大事なことだと思います。
愛を込めて IKKO(美容家 IKKO/SANKEI EXPRESS)