SankeiBiz for mobile

超達人が注ぐ こだわりビアテリア

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSのトレンド

超達人が注ぐ こだわりビアテリア

更新

 昼はカフェ、夜はバーという独特のスタイルで親しまれている「カフェ&バー プロント」が、東京駅八重洲北口にビールにこだわった「ビアテリア プロント」をオープンし、話題を呼んでいる。ビアテリアの自慢は「超達人店」の生ビールで、特別な講習を受けた「超達人」が注ぐとっておきのプレミアム・モルツは絶品だ。ほかの生ビールとどこが違うのか。超達人店の店長・石崎和宣さん(29)に、ビアテリアのこだわりを聞いた。

 5つのポイント

 「まずは一杯飲んでください。違いはすぐに分かると思いますよ」。そう話しながら、石崎さんがプレミアム・モルツを注いでくれた。黄金色に輝くビールの上には、つやのあるきめの細かいクリーミーな泡。口に含むと、なめらかな泡とほどよく冷えたビールが口の中に広がっていく。

 超達人店がこだわるポイントは、大きく5つ。1つ目は、毎日必ずホースやサーバーを洗浄すること。サーバー内に汚れが残ると、おいしいビールを注ぐことはできない。2つ目は、適正なガス圧を保つこと。ガス圧は店ごとに調節するが、室温などによって最適なガス圧は微妙に違うため、超達人店では1時間ごとに必ず調整。「ガス圧によって泡の質や口当たりが変わるので、調整は大切です」

 3つ目は、店に届いた樽を1日以上休ませること。届いたばかりのビールは輸送の際に揺られているために、すぐに使うと注いだときに泡が立ってしまうのだ。4つ目は、こだわり抜いた注ぎ方。グラスを傾ける角度など、プレミアム・モルツを最もおいしくする注ぎ方は細部まで決まっている。そして5つ目は洗浄水にまでこだわって磨き上げた「清潔なグラス」だ。「少しでも汚れがあるとそこから泡が立ち、最高の状態ではなくなってしまいます。ビアテリアではグラス専用の洗浄機を導入し、常に清潔なグラスしか使っていません。もし最高の状態のビールが作れなければ、何度でも作り直します」

 このすべての項目をクリアしたプレミアム・モルツは、飲み進めるとなくなった泡が少しずつ再生するのも特徴だ。「炭酸がビール内に閉じ込められているため、飲んでビールが揺れるたびに炭酸が出て泡が再生するんです。飲み終わると何本かグラスに白い輪が残りますが、それがおいしいビールの証しです」

 おつまみにも自信

 またビアテリアでは、ビールによく合うおつまみにもこだわっている。中でも自信作は、オリジナルのメンチカツだ。コショウを多めに使った味付けは、スパイシーでビールにぴったり。太めの麺でこってりと仕上げたナポリタンも、ビールを引き立てる一品だ。

 こだわり抜いたプレミアム・モルツを、最高のおつまみと。秋の夜長を、ビアテリアでしっとりと過ごすのもよさそうだ。(今泉有美子、写真も/SANKEI EXPRESS

 ■ビアテリア プロント 東京都千代田区丸の内1の9の1 東京駅八重洲北口キッチンストリート内 (電)03・5224・8685 営業時間:午前7時~午後11時(年中無休)

ランキング