5時から作家塾

「会いたいと希望する北朝鮮側」が要求する福原愛モデル…加熱する北の卓球ブーム

筑前サンミゲル
筑前サンミゲル

 抜群の知名度と根強いファン

 現在、北朝鮮サッカー代表チームには、中国のスポーツ用品メーカーがユニフォームなどを提供していることもあってか、サッカーについては、中国ブランドが好まれる傾向にあるが、卓球は、日本ブランドが圧倒的に人気のようだ。

 ラケットはバタフライ、球は「ニッタク」が北朝鮮ではステータスになっている。もちろん、卓球王国と呼ばれる中国ブランドも強く、北朝鮮でも広く使われているが、「憧れは日本製、でも現実は中国製」という状態らしい。

 それにしても、羅先関係者は、インターネットが国内で開放されていない北朝鮮で、どうやってバラフライの福原愛モデルのラケットを調べたのだろうか。もしかすると、北朝鮮から中国を訪れたときに検索したのかもしれない。

 福原愛さんは、瀋陽に卓球留学していたため、流暢な中国語は瀋陽の言葉(方言)に近いこともあり、中国のとりわけ東北3省で抜群の知名度と根強いファンを持っている。もっとも現在は、中国政府の反台湾世論形成のための内政に利用されている感があるも、羅先関係者が訪問した吉林省の卓球愛好者に福原愛モデルを勧められて知った可能性も考えられそうだ。北朝鮮での卓球ブームは、まだしばらく続くとみられる。(筑前サンミゲル/5時から作家塾(R)

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5時から作家塾(R) 編集ディレクター&ライター集団
1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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■5時から作家塾(R) 編集ディレクター&ライター集団。1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。

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