ヘルスケア

小池知事、3密回避へ「冬も窓を開け換気を」 感染300人超で注意喚起

 東京都の小池百合子知事は11日、新型コロナウイルスの新規感染者数が8月20日以来の300人超となったことについて「数字が増え、皆さん不安に思っている。改めて『防ごう重症化、守ろう高齢者』を軸にして、意識した行動をお願いしたい」と述べた。都庁で報道陣の取材に応じた。

 小池氏は新規感染者317人のうち無症状者が100人超に上ると説明し、「積極的に検査を受けた結果であって、自費による検査を受ける方が最近増えている」と述べた。一方、20人余りは都外在住で検体を都内の医療機関などに送って検査して陽性が判明したとして、「実質は300人を切る」とも語った。

 小池氏は感染防止対策として「年末年始は集まる機会があり、感染拡大のリスクがあるので、手洗い、マスク、3密(回避)の基本を守っていただきたい」と呼び掛けた。また「冬は部屋を暖かくするために密閉状況になるが、窓を開ける、ドアを開けるなどして、『冬の新しい日常』を実行していただきたい」と訴えた。

 日本医師会の中川俊男会長が全国の感染拡大を「第3波と考えてもよいのではないか」との現状認識を示していることについては「いろいろ分析をされているのだろう」と述べるにとどめた。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング