デキる男は住まいから

「夫がいない方がラク現象」をご存知ですか? 3つの問題と解決策

香村薫
香村薫

 突然ですが、いま妻の間でじわじわと広がっているワード「夫がいない方がラク現象」という言葉をご存じですか? 個人的にもいろいろと気になったので、実際に「どんなときに楽だと感じるのか?」を、SNSを通じて独自に調査してみることにしました。

 Q.あなたが感じる「夫がいない方がラク現象」を教えてください(2020年3月17日 24時間で有効回答数102)

結果

 第1位:食事づくり

 第2位:洗濯物の量が増える

 第3位:子供の寝かしつけ

 この結果をもとにそれぞれの項目について、妻側の思いと夫婦円満に向けた解決策をご提案します。

 第1位:ご飯の品数、メニューを考えるのが億劫という問題

 ダントツの1位が「食事」でした。具体的には「メニューを考えるのが面倒」「夫だけ食の好みが違う」といった意見が多くみられました。そんな場合にオススメなのが、我が家が実施している「料理本に付箋を貼る仕組み化」です。

 妻が持っている料理本を夫が見て、食べてみたい料理に付箋を貼るのです。その中から、今ある食材などを加味して、どれを作るかは妻が決めます(明らかにNGなメニューは、先に妻に×をつけておいてもらうのも手です)。できた料理は間違いなく夫自身が食べたかった食事なので満足しますし、妻はメニューに悩むことも減りますね。

 また、「今日は夫がいるから品数を増やさないと!」「自分と子供だけなら適当に済ませるのに…」という意見も。ここまで共働き率が上がっているにも関わらず、未だに胃袋神話の呪縛にとらわれている妻が多いことにも驚きます。

 「もっとがんばらなければ!」と妻が感じている一方で、象印マホービンが行った「夫と妻の料理に関する意識調査」によると、夫が採点する妻の料理は80.1点という高得点。すでに夫は満足しているのに、妻は「これじゃダメだ!もっと喜んでもらわないと!」と奮闘しているかのように感じられますね。

 なぜこんなギャップが起こるのだろう? とヒアリングを重ねたところ、さらに頑張ろうとする妻にストップをかける人がいない、という意見が多くあがりました。そこで夫から妻へこんな一声をかけてあげて欲しいのです。

 「今の料理で十分満足している」

 このひとことで、フッと肩の力が抜け、食事作りに対するストレスも減るのでは? と感じています。

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