FOLIOがPMFを達成した先にある日本の未来とは?
日銀が3月発表した資金循環統計によると、日本の個人金融資産は1830兆円にのぼります。その半分超の984兆円が現金預金に滞留しており、そこには巨大なマーケットが確実に存在していると考えられます。高齢化と共に、資産の遺産相続などから、今後、こうした巨額な資金が動いていくでしょう。昨今、「資産運用」や「投資」に対する人々のパーセプション(認識)は変化してきていると感じます。いよいよ日本の資産運用・投資サービスは、PMF状態に入れるかどうかということが重要になってくる局面なのではないかと僕は考えています。
厳しい見方かもしれないですが、前述の通り、僕は日本ではまだ真にPMFを達成したプロダクトはないと思っています。その証拠に、国民の誰もが知っており、そして使っているという投資サービスはないのではないでしょうか。日本において資産運用ビジネスが大きく立ち上がる環境は整いつつあります。
今まで投資とは縁遠かった人々が500円から積立投資を気軽にはじめられる世界。お茶の間で、日経平均株価の動向について家族みんなで気軽に話し合える空気感。そういう新しい時代が醸成されたとき、きっと多くの人がもっと経済や金融に興味を持ち、自分の住む日本の社会自体に関心を持ち、お金や将来の不安から解放されるべく行動をとりはじめるのではないかと思います。僕らFOLIOは、そんな未来が到来することを信じて、今日もPMF達成に向けてプロダクトを磨く努力を続けています。
以上、今回は、かなり自社のプロダクトについて書かせてもらいましたが、いかがでしたか? 次回からは、また、国内外のユニークなフィンテック事例などを取り上げてみたいと思っています。またお会いしましょう。どうぞお楽しみに!
株式会社FOLIO
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号
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【フィンテック群雄割拠~潮流を読む】は甲斐真一郎さんがフィンテックと業界の最新事情と社会への影響を読み解く連載コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちら